
この会社の「〜したい!」MBOで独立し、ビジネスモデルを立て直して会社を存続させたい!
潜在債務5,000万円の算出から、
従業員の人生を上場企業へとつないだMBO・M&A支援。
インターネット決済・電子マネーサービス業。後に数百億円規模へと成長するITベンチャーです。私たちにとって、起業して最初の案件でもあります。
クライアントの「〜したい!」と課題
親会社の株式公開(IPO)を前に、赤字の子会社だった電子マネー企業の売却が決まりました。当時の取締役は「MBO(経営陣による買収)で独立し、ビジネスモデルを立て直して会社を存続させたい」というビジョンを持たれていました。
しかし、買収資金の調達、買収時の正確な企業価値の評価(デューデリジェンス)、そして何より、買収によってモチベーションが落ちきっていた「わずか3名の従業員」の体制の立て直しが、大きな課題でした。
ビジョンナビゲーターが実践したこと
- 「潜在的な債務」を見抜く財務の確認:コンビニなどで販売されたプリペイド式電子マネーの未使用分が、全額売上に計上されていた点に着目。これが将来の原価となる「潜在的な債務」であることを合理的に算出し、約5,000万円の債務を明らかにしました。結果として株価の評価が下がり、買収側の資金負担を大きく軽くしました。
- 収入の中で生き残る体質へ:買収後は管理担当として現場に入り、不要な支出を徹底的に削減して「自社の収入の中で事業を続けられる体質」へ改善。同時に、不安を抱える従業員一人ひとりに方針を伝え、心に寄り添う伴走を行いました。
- 大手上場企業への売却交渉:さらなるシステム投資と営業力の強化のため、東証マザーズ(当時)上場のIT企業への売却のオファーを獲得。社長が営業担当、ナビゲーターが管理担当として窓口となり、買収時を大きく上回る評価での売却に成功しました。
達成された成果
親会社は無事に上場を果たし、独立した電子マネー企業は上場企業の子会社となることで、システムの刷新と大幅な増強に成功。現在では、数百億円規模の売上高を誇る企業へと成長しています。
そして、このプロジェクトでナビゲーターが一番大切にしたのは「人」でした。売却時、地方から上京したばかりで職歴もなかった20歳の新人スタッフがいました。経歴を理由に上場企業への転籍を断られそうになりましたが、ナビゲーターが「彼は絶対にがむしゃらに頑張る。引き取ってほしい」と強く推薦。彼は見事にチャンスをつかみ、上場企業の社員として、今も最前線で働き続けています。
経営権を動かし、どれほど綺麗なシステムを組んでも、実際に事業を動かすのは「現場の従業員」です。私たちは、経営者の視点だけでなく、現場で汗を流す従業員の人生の視点も持ち合わせるナビゲーターでありたい。その想いは、起業して最初のこの案件から、今の「ビジョンナビ」へとまっすぐにつながっています。
























